Jsurpの概要

●ごあいさつ

(NPO)日本都市計画家協会会長 山本 俊哉

都市計画というと、自治体や都市プランナーが行うイメージがあるかもしれません。そうした側面は認められますが、今日のようにグローバル化が進み、社会が複雑化してくると、従来の都市計画では解決できない問題が広がっており、私たちの身近な地域でもその問題が様々な形で顕在化しています。

例えば、気候変動に伴う自然災害の多発もその一つです。ハード面の対策だけでは限界があることは明らかで、いかにその被害を最小限にとどめるか、様々なアプローチが必要とされています。一方、日々の暮らしに目を向けると、超高齢化が進行中で、従来のように行政や町内会に頼ることは財政的にも人材的にも難しくなっており、地域で暮らす人々がそれぞれ世代を超えて支え合う、新たなまちづくりが求められています。

私たち(NPO)日本都市計画家協会は、そうした身近な問題と向き合い、それぞれの地域で実践する仲間たちの集まりです。従来の枠組みを超えて、フラットに対話し、創造的な解決策を見出す活動を全国各地で展開しています。ぜひ、私たちの仲間に加わり、新たなまちづくりの一歩を踏み出しませんか? あるいは、私たちと連携し、一緒にそれぞれの地域の問題と向き合い、新たなまちづくりを進めませんか? 

私たちは、グローバルな視点から問題を考え、それぞれの地域が育んできた歴史や文化を大切にしながら、まず一人ひとりができることから始めるまちづくりを後押しする仲間を求めています。

 

●日本都市計画家協会は

都市・地域づくりの専門家だけでなく、まちづくりに興味ある人、まち歩きの好きな人など多様な人が参加してまちづくりで社会貢献しようと自主的に活動している組織です。

1993年に任意団体として設立し、9年間の活動を経て、2001年8月に特定非営利活動法人(NPO)となりました。

2020年2月からは認定NPOとして、「まちづくりの力で社会問題を解決する」ことをミッションとし、防災・復興、多様性(ダイバーシティ)、交流、連携、レジリエンスをキーワードに、まちづくりのプロセスを提案して地域の活動を後押しし、全国各地の実践のノウハウを共有することで、課題解決の知恵の普及を進めています。

 

●日本都市計画家協会が考えるビジョン

  • 人口が減り、高齢化しても生涯楽しく暮らせる生き生きとしたコミュニティ
  • まちが持つ個性を際立たせ、より愛着のもてる地域
  • まちが社会活動・経済活動のリアルな場でありつづけ、適切な投資を生む場所
  • クリエイティブな活動やビジネスが生まれ続け、まちに活気をもたらす社会
  • さらに開かれた社会、ボーダーレスな社会

 

●日本都市計画家協会の会員は

北海道から沖縄まで日本全国からプランナー、研究者、教育者、プロデューサー、ジャーナリスト、行政マン、主婦、学生などの都市・地域づくりに関心ある多方面の377名(2022年6月末)の会員が参画しています。


日本都市計画家協会(JSURP)の活動や関係する人々をわかりやすく紹介する冊子を作成しました。是非ご覧ください!