日時 :2020年12月10日(木)18:30~20:30
開催方法:Zoomによるオンライン交流参加費 :無料
企画・運営:日本都市計画家協会北海道支部
- 地域の拠点 -
北海道東川町は、大雪山旭岳の麓に位置する町で、写真甲子園や国際写真フェ
スティ バルなど「写真の町」の取組を軸に、独自のまちづくりが進められて
います。 この東川町では、中心部にあった小学校を移転改築し、2014年に子
供たちへの食育を はじめ地域と学校が連携したプログラムが展開されている
「東川小学校・地域交流セン ター」が完成しました。その後、移転した旧小
学校校舎とグラウンドを活用して、 2016年に「せんとぴゅあⅠ」、2018年に
「せんとぴゅあⅡ」が完成し、東川町が有す る写真文化、家具デザイン文化、
大雪山文化を通じた文化活動を中心に、図書機能、国 際交流や日本語学校、
住民の地域交流など、各機能が融合し、多様な人々と文化の交流 が生まれて
います。
今回のJ’sCafeHOKKAIDOは、これらの整備にあたり、計画から設計、運営
まで長く 関わっている北海道大学の小篠准教授をゲストに迎え、これらの拠
点をつくりあげた経 緯と、そこでの工夫やねらい、これらの施設が地域に与
えた影響やまちの変化などにつ いてお聞きし、こうした「地域の拠点」が果
たす役割、つくり方や使い方、今後の可能 性について議論します。
ゲスト : 小篠 隆生(Takao Ozasa) 北海道大学大学院工学研究院 准教授
1958年生まれ。1983年北海道大学工学部建築工学科卒。2006年から北海道
大学大学院工学研究院准教授。博士(工学)。一級建築士。専門は、キャンパ
ス計画、都市計画、都市デザイン、建築計画。主な著作に、『「地区の家」と
「屋根のある広場」イタリア発・公共建築のつくりかた』(2018年、鹿島出版
会、共著)、『Regenerative Sustainable Development of Universities and
Cities』(2013年、 Edward Elgar、分担執筆)、『いまからのキャンパスづ
くり』(2011年、日本建築学会、分担執筆)、『地域と大学の共創まちづく
り』(2008年、学芸出版社、分担執筆)など。主な作品に、北海道大学ファカ
ルティハウス(1995年)、遠友学舎(2001年、日本建築学会北海道建築賞)、
積丹町立余別小学校(2003年、文教施設協会賞)、東川町立東川小学校+地域
交流センター(2014年、北の馨アート賞奨励賞、赤レンガ建築賞奨励賞、北海
道建築賞)、東川小学校・地域交流センターとその周辺環境整備(2015年、ア
ジア都市景観賞)。主な活動として、2016年に東川町学社連携推進協議会で農
林水産大臣賞を受賞(むらづくり部門)。
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