2018/06/30シンポジウム JSURPまちづくりカレッジ2016『人口減少社会を読む2』特別企画のご案内

『人口減少社会においてマスタープランに何が出来るか?』

〜日本型のプレイス・ベースト・プランニングを考える in さっぽろ〜

 

主旨説明

 本格的な人口減少社会が到来し、都市は発展の時代から成熟の時代へ、さ

らには地域を衰退させず持続させるための仕組みが求められています。また

一方で自然災害は年々巨大化、激甚化し、安全への備えも必要となっている

他、超高齢社会への対応、環境共生、コミュニティ再生など、都市政策上の

課題は多様化複雑化しています。そのような背景から、制度改正も進み、立

地適正化計画をはじめ、今までにはないタイプの計画が求められています。

 一方、市民や企業の動きも以前とは変わり、様々な場面で官民連携が進み、

市民活動も都市空間の中で様々なアクションとして展開しつつあります。

プレイス・メイキングやタクティカルアーバニズムなどの動きは、公共空間

を戦略的視点から改善し、都市を有効に活用しようとする新しい動きですが、

これまで行政が作成していたマスタープランとは無縁のように見えます。

 このような中、アメリカでは「プレイス・ベースト・プランニング」とい

う計画手法が注目され、特に衰退傾向の著しい都市において、マクロな分析

視点と、ミクロなコミュニティの視点から計画を組み立て、都市を改善しよ

うという動きが出てきています。

 日本とは少し背景が違いますが、都市成熟の時代における、都市計画のあ

り方や視点を大きく見直すべき時期に来ていると考えられます。このような

問題認識から、このセッションでは、これからのマスタープランのあり方に

ついて、事例を通じて考えたいと思います。

 

開催概要

日 時:2018630日(土) 12:3015:00

会 場:さっぽろテレビ塔 2階会議室

主 催:認定NPO法人日本都市計画家協会 (JSURP)

参加費:1000

申込み:お名前、ご所属の明記の上、

    Jimukyoku@jsurp.jp までお申し込み下さい。

 

プログラム

1.このシンポジウムの背景・ねらい

2.これからのマスタープランに求められる要素(仮説)

3.計画理論の変遷とプレイス・ベースト・プランニング

4.北海道でマスタープランをどう使うか

5.本日の議論のまとめ

 

報告・登壇者

小泉 秀樹

JSURP/東京大学都市工学科教授)

村山 顕人

(東京大学都市工学科准教授)

高鍋 剛

JSURP/都市環境研究所・主任研究員)

 

 

以上

ダウンロード
180630札幌用(修正版0510).pdf
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