ワークショップ | 建築の錬金術 シーズン3【PROCESS_06】のご案内

都市計画にデザイン・建築・映画・アートの手法を融合させ、「都市を物
語ること」や「(表現のための)編集」について考えます。異分野の人た
ちが集まる、クリエイティブなひと時です。今シーズンでは、とくに「編
集(することを)」をテーマに、映像編集のみならずレム・コールハース
や松岡正剛の編集論を取り入れながら、収集した都市情報(データ)と感
性(写真、テクストなど)をどうまとめ表現・作品化するかについて追求
しています。イギリス生まれの本メソッドが、都市の新しい見方や感じ方
に加え、自己再発見の場になれば幸いです。年齢、国籍、経験、知識は問
いません。これらの分野にご興味ある方ならどなたでもご参加ください。
お試しの見学も歓迎です(要事前予約)。引き続き本郷菊坂が対象地とな
ります。

日時:
【PROCESS 06】6月11日(日)14:00 – 16:00(開場13:30)
【PROCESS 07】7月9日(日)14:00 – 16:00(開場13:30)
* ワークショップPROCESSのいつからでもご参加、開始可能なプログラ
ムです。
*【PROCESS 07】も本ワークショップは継続します。

ワークショップ会場:
日本都市計画家協会事務所内 JSURPプレイス
千代田区神田小川町2丁目10番地 香取ビルアネックス2階 (Map)
電話(当日のみ)03-6273-7491

参加費:
(一般)1000円
(学生、フリー、リピーター、および未就業者の方)500円

参加方法:
氏名、所属、連絡先を記入のうえ、事前にメールにて下記アドレスまで
ご予約下さい。
info@cinematicarchitecturetokyo.com
* 事前に本郷菊坂を個人リサーチして頂くことをお勧めしています。
可能な方は予約時にお知らせ下さい。資料をお送りします。

主催:
シネマティック・アーキテクチャ東京(CAT)
http://cinematicarchitecturetokyo.com

協力:
NPO法人 日本都市計画家協会

[菊坂について]
東京都文京区本郷三丁目を不忍通りから北東へ下り、言問通りへ至る600m
の通り。東京大学が近くにあることから、多くの文人(谷崎潤一郎、正岡
子規、宮沢賢治、樋口一葉)が暮し創作し(「注文の多い料理店」)、作品
に描かれた(「三四郎」、「それから」など)。また建築家・磯崎新も居を構
えていた。同地は映画の舞台(溝口健二監督「折鶴お千」(1935)、成瀬巳
喜男監督「晩菊」(1954)、森田芳光監督「それから」(1985))にもなって
いる。
その特異な地形や歴史、界隈の趣を、中沢新一(「アースダイバー」)や司
馬遼太郎(「街道を行く」)も書き記している。
江戸時代から谷底のようなその地には多く金魚屋が店を開き(現存するの
は1軒のみ)、小さな木陰や盆栽が常に人々と共にあった。東京の中心部
に位置しながら今でも残る木造住宅郡に、この街を訪れる人たちは驚くこ
とだろう。ただし、近年、この地も都市開発の波にのまれ、これら貴重な
建造物は次々取り壊され、記憶をどう残すかが課題となっている。

以上